電子申告
(昔の磯部の独り言より)
世の中、不便になっていくのか便利になっていくのかわかりませんが、いろいろとインターネットを利用するケースが増えてきました。最初は、民間企業でのインターネットでしたが、最近では、官公庁の方が熱心なようです。
ところが、さすがお役所と思える民間では考えられないケースがあります。
まず第1に、法務局の登記簿謄本です。インターネットでとる謄本は正式な謄本としては扱えませんが、税分と便利になったような気がします。
ところが、この謄本を取ることができる時間が、法務局の営業時間に限定されております。5時過ぎると、『本日の営業時間は終了しました』となるわけです。民間だと、システムのメンテナンスのため、一日の内、数時間が使用不能になるのですが、官庁の場合にはわざわざ役所の時間に合わせるわけです。
便利なものをわざわざ不憫にするのはどうかと思って法務局に問い合わせたところ、営業時間内に限定しないと、インターネットが使える人と使えない人に差ができてしまうとの回答でした。
さらに、インターネットでとるこの謄本、印刷はできますが、ディスクに保存できないようになっております。このため、印刷してから、スキャナーで読み取り、ディスクに保存しております。スキャナーを使う度に、お役所の意地の悪さが実感できる仕組みになっているわけです。
次に、電子申告です。本当に便利なものならば、特に宣伝しなくても普及すると思います。しかし、実態は、各税務署ともに、普及率の競争をさせられているようで、われらの清水税務署も普及活動に必死です。
これに対して、『我々税理士は、メリットがないものは協力できない』と言いたいところですが、いそべ会計は、税務行政には、全面協力を標榜しております。うわさによると、清水税務署は電子申告の普及率では、県内でビリ争いをしているようです。
そうなると、メリット、デメリットはともかく地域密着、いそべ会計は、電子申告に力を入れざるを得ないようです。
(追記)
この時には、残念ながら、電子申告はコンピューターの容量の問題で、電子申告できませんでした。
引っ越しをして、コンピューターを買い換え、今では、ほとんど電子申告です。