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1.三保の灯台を訪ねて
  (その前に、清水真埼灯台を訪ねて)
 
 三保半島の先端に位置する高さ10.7mの灯台です。
 晴れていれば後ろに富士山が見えます。
 
 この清水真埼灯台の隣が、真埼海水浴場です。
 私の中学の時には、夏になると、十軒以上の海の家が立ち並び、貸しボート、貸し浮き輪、売店がありものすごく賑わっておりました。
 
 失礼しました。真埼海水浴場は今でも夏にはあるそうです
 三保の灯台(清水灯台)に前に、真埼灯台を久しぶりに訪ねてみました。
 清水の海水浴場は、私の小学校の頃は袖師の海水浴場が有名でした。海水浴のシーズンになると国鉄(JR)の清水駅と興津駅の間に臨時の袖師駅がオープンしました。残念ながら、工業化に伴う水質汚濁のため海水浴場には適さなくなり、私の中学の時(昭和38年)に袖師駅には列車が止まらなくなってしまいました。
 その後の清水の海水浴場は、三保半島の内海にある三保内浜海水浴場と外海にある三保真埼海水浴場になりました。内浜海水浴場は安全ですが水質汚濁があり、真埼海水浴場が中心でした。この真埼海水浴場の外れに、三保真埼灯台があったのです。
 真埼灯台の近くは潮の流れが速く、灯台の近くで泳いではいけないことになっておりました。
清水港湾合同庁舎を訪ねて
清水海上保安部(5階)交通課の船水さんを訪ねて
途中、三保真崎灯台を見て
真崎には、防波堤灯台もありました。防波堤灯台の完成で真埼灯台の価値は半減。
遠くに、赤い防波堤灯台が見えました。時代は防波堤灯台です。
(追記)
 清水歴史散策を記載した当時(平成26年)には、この真埼灯台があったのですが、『平成28年(2016)3月休止→11月廃止→平成28年2月撤去』と歴史は流れています。
(清水歴史探訪より)
 
 清水歴史探訪~~  清水歴史探訪~~ 清水歴史探訪~~  

 毎月第二土曜日のこの時間は、清水区内各地に残された歴史の香りを訪ねます。

  

三保半島の先端近く、羽衣の松から砂浜を歩くと、灯台の白いスマートな姿が見えてきます。三保の灯台として知られる清水灯台です。清水港の入口という、海上交通の要衝(ようしょう)で、長年に渡って船の道標(みちしるべ)となる明かりを灯してきました。

 

 

-----------------------  ザザー(波の音) ------------------------

 

 

 

普段は立ち入り禁止となっている灯台を、清水海上保安部交通課主任航行援助管理官の船水基さんにご案内頂きました。

 

 「今から百年ぐらい前に遡りますけれども、明治の40年代頃、当時の旧清水町長とか、地元の有力者から国に対して灯台の建設を要望したそうです。清水区発展のために要望したそうなんですけれども、当時の逓信省(ていしんしょう)から却下されたようです。その後も粘り強く地元の住民の熱意と努力により、明治445月に国費で建設が開始されて、翌45年の2月に落成しました。31日に初めて灯火が灯ばされて運用が開始して現在に至っています。102年ですね、今年で。102年の歴史があります。」

 

「今もまだ現役なんですね。」

「その通りです、まだ使っております。」

建設中の清水灯台
古写真/清水灯台の左側には、かって官舎や事務所棟がありました。
清水灯台は産業遺産です。
 (清水歴史探訪より)

 

100年前と言いますと、清水港もまだこんなに大きな港ではなかったと思うのですが。」

「そうですね、これから大きくしていこうという地元の熱意があって、国の方に要望したという話が残っております。また、国の方としても、当初却下した理由としては、航行の危ないような所に、優先的に設置するという決まり事があったようです。清水に関してはちょっと奥まったこともあってですね、あまりそれほど危険ではないという風なことから後回しになったようです。」

「それでも当時の地元の人達は、これからここが発展する為にということで強い要望をしたんですね。」

「と思います。直接、お茶を海外に輸出する港にもなっておりました。」

「灯台なんですけれども、構造としてはどんな形になっているんでしょうか」

「はい、日本で初めての鉄筋コンクリート構造の灯台で、学術的な価値にも優れております。原形を保存する必要性から、平成7年度に大きな耐震化の工事をしておりまして、現在に至っております。建物自体は102年前のそのものを使っております。中の電気的な物の機器関係は、その後、電化されております。中にあります鉄製の螺旋階段も100年前のものでありますし、木製の踊り場が3段ほどあるんですが、それも全て100年前の物をそのまま使っております。」

「この清水灯台、性能はどんな感じになっているんでしょうか。」

「光の強さというのは5万㏅(カンデラ)あります。メタルハライドランプという小さな70ワットの電球なんですけれども光力が非常に強くて、5cdカンデラ)光を出すことができます。それを今度フレネルレンズ、5等になるんですけれども、割と規模が小さい方なんですが、そのフレネルレンズを通しまして届く距離というのが14海里(1海里=1852m)。ここからですと伊豆半島の土肥港まで大体14海里ありますので、約26キロですね。ちょうどそこまでが気候状況によっては、天候が良ければ届くという風になっております。地上からの高さは18メートル、水面から灯火までは21メートルあります。」 

伊坂 日向子 (いさか ひなこ)さん
宮城島 ひかる(みやぎしま ひかる)さん
水谷 柚姫(みずたに ゆうか)さん
杉山 慶吾(すぎやま けいご)さん
野村 海晴(のむら みはれ)さん
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税理士法人森田いそべ会計
〒424-0816
静岡市清水区真砂町4-23
TEL.054-364-0891
代表 森田行泰
税理士
社員 磯部和明
公認会計士・税理士

1.各種税務相談・税務申告
2.記帳業務
 3.給与計算・決算指導

■東海税理士会所属
■日本公認会計士協会所属
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