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11.日蓮主義研究『化城の昭和史』下・後半
『化 城 の 昭 和 史』 下
 
昭和史を問うことで、いま、21世紀の
日本像が透視される!
 
二・二六事件への道と日蓮主義者
 
海の上に城現はる
一城つづ現れては消える
後 虹現は
----------------------------------------北 一輝
 
11.逃亡者
 北一輝が逮捕されたのは、反乱部隊に帰順投降がいまだ開始されていない2月28日の夕刻であった。「中野局5508番」の電話が盗聴傍受され、反乱首脳将校を北一輝と西田税が操っていると判断されたためである。
 憲兵が踏み込んだ時、西田税は間一髪で逃走したが、北一輝は逮捕されたばかりでなく『霊感夢告』まで押収されたのである。
 逃亡した西田税は、なんとか秩父宮殿下と接触したいと考えていたのであるが、3月4日早朝に逮捕されてしまったのである。その秩父宮殿下は全く動かなかったはずであるが、2・26事件に関連して秩父宮殿下を見たとの幻の噂が流れた。
 だれが、2・26事件の首謀者なのか?だれにもわからない中、北一輝と西田税は首謀者として死刑判決を受けたのだった。
北一輝
日蓮上人
西田税(みつぐ)
12.法華転
 日米開戦が決定した途端、改作は逮捕され拘置所の中にいた。外人ジョンソンへ流した情報が元で、国際スパイとして裁かれているのだった。
 改作の手には、良寛の『法華転』と西田税の妻西田初子からもらった『和訳法華経』が握られていた。改作の友は良寛だけだった。
 西田初子は西田税の死亡後、大事なものは西田の弟にあげ、改作には『和訳法華経』をくれたのだ。西田初子は西田税の死亡とともに西田税の思い出、すべてを捨てたかったのだ。
 法華経というと日蓮を思い出すが、比叡山の天台宗は『天台法華宗』が正式であり、禅宗の良寛が法華経に打ち込んでも矛盾はないのである。 

尾崎 秀実(おざき ほつみ)

1901年(明治34年)4月29日 - 1944年(昭和19年)11月7日

この主人公『改作』は尾崎秀実がモデルだそうです。

 

 日本の評論家・ジャーナリスト・共産主義者。朝日新聞社記者、内閣嘱託、満鉄調査部嘱託職員を務める。近衛文麿政権のブレーンとして、政界・言論界に重要な地位を占め、軍部とも独自の関係を持ち、日中戦争(支那事変)から太平洋戦争(大東亜戦争)開戦直前まで政治の最上層部・中枢と接触し国政に影響を与えた。

 共産主義者、革命家としてリヒャルト・ゾルゲが主導するソビエト連邦の諜報組織「ゾルゲ諜報団」に参加し、スパイとして活動し、最終的にゾルゲ事件として1941年発覚し、首謀者の1人として裁判を経て死刑に処された。

リヒャルト・ゾルゲ
(ドイツ語: Richard Sorge, ロシア語: Рихард Зорге)
 1895年10月4日 - 1944年11月7日
 
 ソビエト連邦のスパイ。1933年(昭和8年)から1941年(昭和16年)にかけてゾルゲ諜報団を組織して日本で諜報活動を行い、ドイツと日本の対ソ参戦の可能性などの調査に従事し、ゾルゲ事件の首謀者として日本を震撼させた。
 
 ゾルゲの功績により、ソ連は日本軍の攻撃に対処するためにソ満国境に配備した冬季装備の充実した精鋭部隊をヨーロッパ方面へ移動させ、モスクワ前面の攻防戦でドイツ軍を押し返すことに成功し、イギリスやアメリカによる西部戦線における攻勢にも助けられ最終的に1945年5月に独ソ戦に勝利する。
 
 ゾルゲは「ソ連と日独の戦争を防ぐために尽くした英雄」として尊敬され、ソ連の駐日特命全権大使が日本へ赴任した際には東京都郊外の多磨霊園にあるゾルゲの墓に参るのが慣行となっていた。ソ連崩壊後もロシア駐日大使がこれを踏襲している。
13.ハガキを書きました
 主文---------被告人を死刑に処す。
 判事の朗読は、「陸軍制覇」に至る昭和初期を終え、日米開戦前夜における改作の諜報活動の核心をあばいてゆく。
 一方、改作はどれほどの国家機密をつかんだのか?報道の枠をはみ出なかったと、取材能力の不足を反省すべきでは?と考えていた。
 ナチスに圧倒されていたソ連は、満州国境の兵力を転用していたがっていたし、日本の北進が無いと判断したのは改作の個人的意見であり、スパイ活動の成果ではないと改作は考えていた。
 
 改作は、法華経と取り組みながら独房生活を送った。死と向かいあって、法華経に問いかけながら。
 
 上告が棄却され、死刑判決が確定した後、妻に「ハガキ」を書いた。
人間は生きているそのままが法華経
--------------良寛  
口を開けば 法華を転じ/
口を閉じるも 法華を転ず/
如何なるか 法華の転/ 
 
合掌して曰く 南無妙法蓮華経
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