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1.由比駅から望岳亭・藤屋を目指して

望獄亭藤屋之由来  

 

 歴史にもある名所図絵に望獄亭は室町時代末期すでに其の名を残して居ります。

 


 江戸時代に入り由比-興津との「間(あい)の宿」として有名になり茶亭藤屋の離れ座敷から富士山の眺望が絶景であったので望獄亭と名がつけられたと伝えられて居ります。旅の文人墨客がよく常宿として居り原の白隠禅師、寛政の歌人大伴大江丸、雪中庵完来の柱かけ山梨稲川、屬山人等々 

 又明治元年三月七日幕臣精鋭隊長山岡鉄太郎(三二歳)薩埵峠で官軍に追はれ引き返し当望獄亭の蔵座敷で漁師に変装、隠し階段より脱出す。其の時山岡は此処に最新式フランス製十連発のピストルを残して行く。

 海軍総裁勝海舟(四十五歳)の紹介状を持ち三月九日(江戸城無血開城)を官軍参謀西郷吉之助(四十一歳)と駿府上伝馬松崎屋にて、会談七項目の条件で無血開城となる。望獄亭は現在も明治元年三月七日と変わりない建物、部屋のたたずまいとピストルが歴史を物語って居ります。

  

静岡県由比町 望獄亭 松永宝蔵

『隷書版 東海道五拾三次 由井』には、望嶽亭・藤屋が描かれております。
 
 清水駅9:01発の熱海行きの電車に乗り、由比駅に着いたのは9:11でした。
 そこから、『望岳亭・藤屋』を目指して画像の『由比桜えび通り』を背に、薩埵峠方面に歩き始めました。
 由比の駅から『望岳亭・藤屋』に向かって歩き始めた途端、昔ながらの懐かしい風情のある町並みを感じました。由比の町らしく、桜えびを扱っている店があったり、なんと『いるかすまし』という動物愛護団体が見たら怒りそうな看板がありました。
 実は、由比だけではなく、清水ではイルカを食べる習慣があるのです。私も子供の頃、よくイルカを食べました。聞くところによると、由比ではイルカのおでんもあるそうです。
 
 途中、歩道橋があり薩埵峠へ行くにはこの歩道橋を渡るように書いてありました。この横断歩道を渡ってはいけません。まっすぐ歩いて『望岳亭・藤屋』を目指す必要があります。途中、交通整理の方に道を聞いたところ、『望岳亭・藤屋』の看板を教えてもらいました。
 私が子供の時なら由比の町をひなびた田舎町としか思わなかったと思います。しかし、今では懐かしい風情のある町と感じられるから不思議なものです。
 歳を取るのも良いものだと感じます。随所に『日本一桜えびの町 由比』という電柱看板が目につきました。昔々からある『時計付き伝言板』を見つけました。驚くことに時計が合っていました。
 途中、『小池亭』と『あかりの博物館』に出会いました。『小池亭』は、明治時代に造られたそうですが、江戸時代の名主宅の面影を残していることで有名です。
 また、『あかりの博物館』は、大正時代の家を改造して昔からある色々な明かりを展示しているそうです。
 風情のある由比の町並みを歩いて行くと、途中駿河湾が一望できる所に来ました。残念なことに、国道一号線、バイパス、東名高速道路などが邪魔をして、必ずしも素晴らしい眺めとは言えなかったです。
 また、由比の町はどういうわけか小さな神社がたくさんあり何枚か撮ったのですが、あまり写真映りがよくないので写真の掲載を省略致しました。
 ようやく『望岳亭・藤屋』に到着したところ、多くの薩埵峠から歩いて来た観光客に出会いました。
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税理士法人森田いそべ会計
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TEL.054-364-0891
代表 森田行泰
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