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5.神庫(しんこ)と家康の時計
(清水歴史探訪より)
 さて、江戸時代には海外との交流を絶った鎖国の時代の印象がありますが、家康の頃は逆に海外の交流が発展した時代でもありました。
 そんな様子を伝える貴重な品が残されています。
「黒い壁のちょっと建物がありますが」
「これは神庫(しんこ)と言います。神の蔵ですね。徳川家康公の宝物をですね、ここに治めていたわけです。」
 
「時計が今注目を集めていますけれども。」
「時計が家康公の手元に来たのはですね、慶長16年(1611年)なんですけども、家康公が亡くなりましたのは元和2年(1616年)ですね。ですから、5年間ぐらい家康公の手元に時計があったわけですね。
 
 しかし、二代将軍が家康公が亡くなると、これは家康公の大事な品物だからと、この久能山に奉納したわけですね。そしたら本納されたら大事な物だからとこの蔵に入って約250年くらいですね、ずっとここの中で眠っていたわけですね。
 
 時計というのは痛むと全部修理して部品をどんどん替えていくのでオリジナルの部分がほとんど残らない。そういう性格の物なんだそうです。
 
 
 ヨーロッパにも古い時計がたくさんあるんだそうですけども、でもここは使われていなかったから、その部品が99%近く、元のが残っているということで非常に貴重だと言われております。
 
 
 大英博物館の時計学教室というのがあって、そこの最高責任者のデービッド・トンプソンさんという方がわざわざ自分が行って調査する価値があると、大英博物館のそういう判断でですね、お見えになったわけですね。
 
 スペインの方にでもですね、同じ作者が作ったうちの時計の二年後に造った物があるんですけども、そのスペインの時計の専門家の方も、この時計はすごいという評価をもらってます。
 ですから、世界的な評価を、もらっている時計ということでしょうかね。」
(清水歴史探訪より) 
 「この時計とは、1609年にスペインの船が難破した際、家康公が新しい船を造って帰国を助けたお礼に、当時のスペイン国王、フェリペ三世から送られた物です。
 家康の平和外交の象徴としても、学術的にも注目されている遺物です。」
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税理士法人森田いそべ会計
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代表 森田行泰
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