第一次IT革命とネアンデルタール人
(昔の磯部の独り言より)
IT革命とは、情報(インフォメーション)技術(テクノロジー)の革命のことであります。ドラッカー教授によると、今回の情報技術革命は人類史上4番目のものだそうです。最初が、文字の発明です。次に書物の発明がありました。それまでは、粘土板、パピルスや竹などを利用していたそうです。3番目の情報技術革命がグーテンベルグの活版印刷と彫刻の発明による印刷革命だそうです。印刷革命の結果、書物が、誰でも買えるようになり、その結果、ルターの宗教革命が起きたことは有名です。そして、4番目が、今回のインターネットを中心とする情報革命だそうです。
友人にこの話をしたところ電報、電話、ラジオやテレビの電気を中心とする情報革命が3番目と4番目にあるのではないかと指摘を受けました。
なるほどと思って、いろいろ考えたら、最初の情報革命は『言語の発明』ではないかと思い『ネアンデルタール人』のことを思い浮かべました。『ネアンデルタール人』は我々の先祖である『クロマニョン人』によって、5万年前から3万年前に滅ぼされたそうです。『ネアンデルタール人』は『クロマニョン人』よりも脳の大きさが大きく体の大きさも同じくらいで石器を用いておりました。
『ネアンデルタール人』の最大の欠点は『咽頭の位置』が猿や人間の赤ちゃんと同じ位、高く、その結果、『言語能力』が劣ると想像されるそうです。
『ネアンデルタール人と『クロマニョン人』はほとんど通婚はなかったそうです。昔読んだ本の中には、エスキモーとアイヌ人が『ネアンデルタール人』の末裔ではないか?と書いてありましたが、DNA鑑定の結果、エスキモーとアイヌ人も含めて、我々、現代人は『クロマニョン人』の子孫に間違いないそうです。『ネアンデルタール人』と『クロマニョン人』との民族の興亡は情報技術(IT)の差ではないかと言われております。パソコンを使えない人は、現代の『ネアンデルタール人』になるかもしれません。
(追記)
今ではIT革命という言葉は使われなくなりました。しかし、ITの普及は恐ろしいものがあります。税務申告もいつのまにか電子申告になりました。本もネットで購入するのが当たり前になりました。そればかりか、日用品もネットで購入することが多くなりました。あと10年経ったら、想像もできない様な時代になっているかもしれません。