石油文明の崩壊
日本のバブル経済が崩壊した時、『今回の不景気と今までの不景気とは分けが違う』と思いました。これを機会に、日本経済が右肩下がりになってしまいました。その後、阪神大震災が起きました。この時、百年に一回の出来事と言われました。
バブル経済は、日本経済だけの問題でしたが、その後サブプライムローンの問題が起き、リーマンブラザーズという会社が倒産しました。いわゆるリーマンショックです。この時も百年に一回の出来事と言われました。
リーマンショックが冷め終わらないのに、今度は東日本大震災が起きました。この時は千年に一回の地震と言われました。
東日本の大震災、爪痕も残っている中、ギリシャ問題が本格化しました。ギリシャだけではなく、スペインもおかしくなり、ユーロ圏はどうなるのか皆の関心が集まっています。
百年に一回の出来事、千年に一回の出来事と言われることが最近は多くあります。ところで、このような出来事の中、密かに石油問題が発生しています。石油はこのまま使い続けたら後40年~50年しかもたないといわれています。実は、私の子供の時代にも後40年~50年しかもたないといわれました。あれから40年~50年が経っています。この間に新しい石油の埋蔵が発見され、今でもあと40年~50年と言われています。私は、今度は新たな石油の埋蔵は困難だと思っております。
東日本大震災の為、原子力に対し不満が高まっております。早急に石油に代わるエネルギーを発見しなければ日本経済だけでなく、世界経済に大きな影響が起きるのではないかと思います。
現在の文明は、石油という化石燃料の作り上げた文明です。もし、石油が使われなくなったら、今でも牛馬中心だったかもしれません。いずれ、石油の代替エネルギーが考えられるかもしれませんが、それまでは資源高騰と言う手段で、文明の後戻り現象が起きるのではないかと、危惧しております。
今の日本は、それでなくとも文明の後戻り現象が起きております。いずれ、世界中が文明の後戻りするのではないかと心配をしています。ただし、私の生きている間だけは、今のような生活が続けられると信じております。